ルィセンコ主義はなぜ出現したか 生物学の弁証法化の成果と挫折

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「ルィセンコ主義はなぜ出現したか 生物学の弁証法化の成果と挫折」藤岡 毅学術出版会 日本図書センター283p/A5判/上製2010年9月25日 第1 刷発行定価: ¥ 3800+税20世紀最大の似非科学=ルィセンコ主義の本質に迫る日本初の本格的研究書!科学と政治・経済・思想の絡み合った事象として欧米露の科学史研究の重要テーマであるルィセンコ主義。だが、その影響を最も強く受けたわが国で、これまで独自の詳細な研究書は存在しなかった。本書は、ソ連崩壊前後の新史料による欧米露のルイセンコ研究の成果に言及し、ロシア語原典に基づく新たな説も提言。当時の社会情勢に照らし、ルィセンコ主義が旧ソ連で支持され続けた要因を検証し、その思想的背景を分析する。ソ連崩壊の思想的原因を考える上でも必読の書【目次】序章 ルィセンコ主義をめぐる課題 第1節 ルィセンコ主義とは何か 第2節 ルィセンコ主義研究の現状 第3節 本書の問題意識と課題 第4節 本書の構成第1章 ロシアにおける遺伝学の発展と1920年代の遺伝学論争  第1節 ロシアにおけるメンデル遺伝学の受容 第2節 1920年代ソ連遺伝学の成果とその国際的結びつき 第3節 生物学の弁証法化をめざす1920年代の試み 第4節 進化学史におけるソ連遺伝学派の役割 まとめ第2章 文化革命下の哲学・遺伝学論争  第1節 文化革命の開始とデボーリン派・遺伝学派の初期の勝利 第2節 ミーチン哲学の台頭 第3節 ソヴィエト・マルクス主義の転換と遺伝学派の失脚 第4節 1930年ソ連における2つのダーウィニズム まとめ第3章 文化革命の終焉とルィセンコ派の支配権の確立  第1節 文化革命の破綻と飢餓の進行 第2節 ルィセンコ派と遺伝学者の論争の始まり 第3節 大粛清に乗じたルィセンコ派の躍進 第4節 正統派の地位についたルィセンコ主義 まとめ第4章 ルィセンコ主義の国際的影響  第1節 欧米の反応 第2節 日本への影響 まとめ終章註文献一覧#藤岡毅 #本 #社会 #政治 #軍事 #ロシア #共産主義 #マルクス
カテゴリー:本・雑誌・漫画>>>本>>>人文
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